ギリシャ&地中海

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ギリシャ共和国(ギリシャきょうわこく)、通称ギリシャは、ヨーロッパの南東、バルカン半島最南端部に位置する共和制国家である。半島南部およびペロポネソス半島に加えエーゲ海を中心に存在するおよそ3,000もの島によって構成される。北は西からアルバニア、マケドニア共和国、ブルガリアと、東はトルコと国境を接している。本土の周囲は東にはエーゲ海、西はイオニア海、南は地中海に囲まれている。

ギリシャは地中海文明のルーツの一つであり、複数の文明の接点に位置する国としてヨーロッパ、アフリカ、アジアの歴史に大きな影響を与える。

現在のギリシャは国連、EUおよびNATOの加盟国である。1896年と2004年には首都アテネで近代オリンピックが開催された。

地中海

地中海(ちちゅうかい; 英語: the Mediterranean Sea)またはヨーロッパ地中海は、北と東をユーラシア大陸、南をアフリカ大陸(両者で世界島)に囲まれた海である。海洋学上の地中海の一つ。

ギリシャ・イメージ 名称

地中海を指す Mediterranean という語は、「大地の真ん中」を意味するラテン語 mediterraneus (medius 「真ん中」 + terra 「土、大地」)に由来する。 またギリシア語では、これとまったく同じ造語法でもって、mesogeios (μεσογειο?)と呼んでいた。

歴史的には、ほかにも各国語でさまざまに呼ばれてきたことが古文書などを通じて明らかになっている。たとえばローマ時代のラテン語では mare nostrum と呼ばれたが、これは「我々の海」という意味であった。聖書には、「偉大なる海」、あるいは「西の海」として登場している。近代のヘブライ語では、"ha-Yam ha-Tichon" "the middle sea" と呼ばれ、その語義はドイツ語 Mittelmeer と変わるところがない。トルコ語では Akdeniz と言い、これは「黒海」 Karadeniz に対する「白海」という意味であり、アラビア語では 「中央の白い海」という意味合いになっている。

近年の英語では、"The Med" という短縮語が、地中海とそれを取り巻く周辺地域を日常の会話で語る場合の共通の語として用いられている。

地理

正確には、西をジブラルタル海峡で大西洋と接し、東はダーダネルス海峡とボスポラス海峡を挟んでマルマラ海と黒海につながる海をいう。マルマラ海を地中海に含めることもあるが、黒海を含めることはしない。19世紀に掘削されたスエズ運河を介して、現在は紅海を経由してインド洋につながる。

内海であるため、比較的波が穏やかである。また沿岸は複雑な海岸線に富んでいるため良港に恵まれ、3つの大陸を往来することができる。こうした条件から、地中海は古代から海上貿易が盛んで、古代ギリシア文明、ローマ帝国などの揺籃となった。現在も世界の海上交通の要衝のひとつである。

地中海の沿岸は夏に乾燥、冬に湿潤となり、地中海性気候と呼ばれる。この気候のため、オリーブ等の樹木性作物の栽培が盛んであるほか、夏のまばゆい太陽や冬季の温和な気候を求めて太陽に恵まれない地域から多くの観光客が訪れる。

地中海の形成
約2億年前ないし約1億8000万年前、パンゲア大陸が南のゴンドワナ大陸と北のローラシア大陸へと分裂し始めテチス海が誕生した。テチス海は、現在の地中海の原型にあたり、古地中海とも呼ばれる。テチス海は、地殻変動が繰り返され、現在のユーラシア大陸やヨーロッパ、アフリカ大陸が形成されていく中で、カスピ海や黒海を切り離す形で縮小してきた。約600万年前にはメッシニアン塩分危機が起こり、一時的に地中海との間で断絶が起き、塩湖化しながら縮小した時期が確認されている。

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